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高齢者の爪水虫は転倒の危険性も、靴を除菌する習慣を

2020年05月05日

水虫になると痒みなどの症状を伴います。痒みくらいなら我慢できると考える人もいるかもしれません。しかし、足指の爪水虫になると歩行機能に異変が出やすくなりますし、転倒のリスクが高まると言われているので注意しましょう。適切なケアをすることで予防や治療に繋がります。

水虫の原因になる白癬菌はカビの一種であり、高温多湿の環境を好みます。皮膚の角質に感染することで水虫の原因になるため、長時間靴を履いている人に多いとされています。しかし、高齢者でも白癬菌を保有している可能性があるので注意が必要です。

白癬菌が爪の中に入り込むことにより、爪水虫になります。この病気は痒みなどの症状がないため、感染したことに気づかないことも多いとされています。しかし、放置して進行すると爪が白や黄色に変色し、厚くなったり変形してしまうこともあります。命に関わるような病気ではありませんが、高齢者が感染すると転倒のリスクが高まることが問題です。

調査によると足指に問題を抱えている高齢者の場合、それ以外の高齢者よりも転倒しやすいという結果が出ています。足に問題があると足指が地面につきにくくなりますし、力が入らないので転倒のリスクが高まります。足の爪というのは移動する時に重要な役割を果たしており、歩行する時に体を支えているということです。特に爪水虫になりやすい足の親指は、踏ん張る時に力がかかる部分です。しかし、水虫で爪が弱ると力が入らないですし、転倒しやすくなるので注意しましょう。さらに、水虫にかかった爪が剥がれ落ちることにより、歩行困難になってしまうケースもあります。

高齢者は特に注意が必要な病気ですが、予防することは簡単です。1日1回しっかりと足を洗い、原因となる菌を除去しましょう。白癬菌は足から剥がれ落ちた垢に多く存在しています。銭湯やスポーツジムなど人が多く集まる場所には菌も存在するため、素足で過ごすのは避けた方が無難です。足についた菌を放置した場合、約24時間かけて角質に侵入して感染します。

予防するためには足の洗い方もポイントです。まずは石鹸をしっかりと泡立て、指の間や爪周り、足裏を丁寧に洗っていきましょう。そして、水で洗い流したらタオルで水分を拭き取ります。家族内で感染することも多いため、バスマットやスリッパの共有は避けましょう。足指の間を拭くのも良いですが、消毒用アルコールを使っても菌は落ちないので注意が必要です。そのため消毒用アルコールではなく、石鹸を使うのがおすすめです。

同じ靴を履いたり、靴下を長時間履き続けると足が蒸れやすくなります。白癬菌が増殖しやすくなるため、靴や靴下は毎日履き替えるようにしましょう。素足でサンダルを履いていると足が乾燥し、菌が入りやすくなってしまうこともあります。乾燥が気になる場合はクリームなどで保湿ケアをするのがおすすめです。転倒などの事故を防ぐためにも足に異変を感じたら早めに病院を受診すべきです。