爪水虫は早期治療が大切

2020年03月05日
水虫の足裏

爪水虫とは爪にできた水虫のことであり、カビの一種である白癬菌が原因で感染する病気です。通常の水虫は痒みなどの自覚症状がありますが、爪水虫にはそのような自覚症状がありません。そのため水虫になっていることに気付かず、放置して症状が悪化してしまうというケースもあります。症状が悪化すると完治までに時間がかかってしまうので注意が必要です。また、合併症や他の病気を引き起こす原因になってしまうこともあります。

早めに気付くためには普段から足の爪をよく観察しておくことが大切です。白癬菌に感染すると爪が白濁していきます。白濁して白い筋が入ることもあるため、そこで爪水虫であると気付く人もいます。放置すると白から黄色や黒色へ変色していきます。また、症状が進行すると爪が厚く盛り上がることも特徴です。厚くなった爪は非常に脆くなるため、欠けやすくなるということです。

爪水虫があると足の指が地面につきにくくなるため、体のバランスを取りにくくなると言われています。足の爪というのは移動する時に重要な役割を果たしており、歩行する時に大きな力がかかる部分です。爪白癬になると爪が弱くなってしまいますし、体のバランスが取りにくくなるので転倒するリスクが高まるということです。

合併症や他の病気のリスクを避けたいという場合、早めに治療を開始していきましょう。一般的な水虫では外用薬が処方されますが、爪水虫にはあまり効果が期待できないと言われており、内服薬が処方されることが一般的です。内服薬は外用薬と比べて副作用が起こりやすいため、ドクターとよく相談しながら治療を進めていきましょう。

最近ではレーザー治療も注目を集めています。軽症の爪水虫なら患部にレーザーを照射するだけで治せるということです。しかし、レーザー治療は照射した部分にしか効果が出ないため、他の部分に菌が残っている可能性があります。そのため完治を目指すなら内服薬の方が良いでしょう。

爪水虫の治療中は日常生活にも注意が必要です。白癬菌の増殖を防ぐためには清潔を保つようにしましょう。帰宅したらすぐに靴下を脱ぎ、足の汚れを丁寧に洗い流すことがポイントです。また、洗った後はしっかりとタオルで水分を拭き取りましょう。白癬菌は高温多湿の環境を好むため、濡れたままにしておくのは良くありません。

密閉性の高い靴やストッキングを履いている人も注意が必要です。これらを長時間履いていると高温多湿の状態になってしまうため、白癬菌が繁殖しやすくなるということです。できるだけ通気性の良い靴や靴下を選んでいきましょう。

爪水虫になったら早めに治療を始めることが大切です。自身が感染したらしっかりと治療を受けるべきですし、周りから再びうつされないように注意しましょう。予防することは決して難しいことではありません。一度感染すると完治は難しいとされていますが、根気よく治療を続ければ爪水虫は完治します。